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【完走率95%以上!】富山マラソン2023のコースの攻略ポイントや魅力を解説

2023年10月24日 - 更新日: 2023年10月26日

記事監修
執筆者画像

西村 殊寛 / YOSHIHIRO NISHIMURA

2008年に神戸大学医学部医学科を卒業。同年、医師免許を取得。2009年より始めたマラソンを医学および統計学より科学的に考察し、独自の理論をもとにSAURUSアドバイザーとして参画。フルマラソンの自己ベストは2時間46分03秒。ハーフ1時間16分50秒。

北陸地方で人気の地方マラソン大会といえば「金沢マラソン」と「富山マラソン」でしょう。「富山マラソン」は北陸新幹線の開業をきっかけに2015年から始まりました。

途中に一つ大きな陸橋を渡りますが、全体的には比較的フラットなコースであり、タイムを狙うことも十分に可能です。

また、雄大な立山連峰を眺められるコースは、参加したランナーたちの心を捉えて離しません。あたたかいおもてなしやグルメや観光も楽しいことから、リピートする人も多くいます。

今回は、そんな魅力溢れる「富山マラソン」について、ご紹介したいと思います。

 

大会概要

まずは富山マラソンの「大会概要」から押さえていきましょう。

大会名 富山マラソン
開催日時(例年) 11月の第一日曜日(2023年は11/5日曜日開催)
レーススタート 9:00一斉スタート
主催 富山マラソン実行委員会
共催 富山県、富山市、高岡市、射水市、北日本新聞社
協賛 ゴールドパートナー:ゴールドウィン
シルバーパートナー:第一生命
以下、ブロンズパートナー8社、トラベルパートナー等
種目 ①フルマラソン
②車いす(9km)
③ジョギング(4km)
定員 ①フルマラソン:13,000人
②車いす:30人
③ジョギング:1,000人
制限時間 ①フルマラソン:7時間
②車いす:40分
③ジョギング:50分
参加費 ①フルマラソン:13,000円(チャリティー枠18,000円
②車いす:3,000円
③ジョギング:一般3,000円/高校生1,500円/中学生1,000円/小学4〜6年生・保護者ペア4,000円
コース ●マラソン(日本陸連公認コース)
高岡市役所前⇒高岡大仏⇒山町筋⇒新高岡駅周辺 ⇒海王丸パーク⇒新湊大橋⇒富山北大橋⇒富山県富岩運河環水公園
※悪天候等により、新湊大橋を走行できないと判断した場合はサブコース(非公認)を使用します。●車いす(約9km)
高岡市役所前⇒新高岡駅周辺⇒高岡工芸高校前●ジョギングの部(約4km)
新湊きっときと市場スタート・フィニッシュ(新湊大橋折り返し)
(荒天時対応としてサブコースを設置)
関門数 10箇所(9.4km地点以降、41.7km地点までに10箇所の関門)
公式サイト https://www.toyamamarathon.com/
大会事務局 【富山マラソン実行委員会事務局】
〒930-8501 富山市新総曲輪1-7(富山県庁内)
TEL:076-444-4102 FAX:076-444-4617
問い合わせフォームはこちら

 

上記の通り、開催は例年の場合「11月上旬」です。

当日の天候次第というところはありますが、マラソンには最適な気候でしょう(本記事後半で「気象状況」についても少し触れます)。

また、富山マラソンでは、およそ10,000〜13,000人のランナーが一堂に集結します。これだけの規模になると、もはや「お祭り」です。主催者も地元の人たちも年に一回の「一大イベント」として大いにランナーを盛り上げてくれるでしょう。

 

公式サイトトップ(2023年)

 

富山マラソンの「コース」

富山マラソンのコースは大きく「高岡市エリア」「射水市エリア」「富山市エリア」の3つに分かれており、異なる雰囲気を味わいながら走ることができます。

以下、コース図・高低図です。コースをエリア毎に区切って示した図も併せて掲載しましたので、参考としてください。

 

「コース図」および「高低図」

画像:コース図・高低図

まずは「コース図」と「高低図」です。

 

全体的に高低差は少なく、20km過ぎにある新湊大橋(しんみなとおおはし/約3.5km)以外はほぼ平坦で走りやすいコースといえます。

ただし、新湊大橋は全長約3.5kmと長大です。
全般的に高低差が少ないとはいえ、新湊大橋をいかに攻略するか?は全ランナー共通のテーマとなるでしょう。

以下、コース図をエリア区分してみました。

と、どんどんと景色が変わっていく「飽きさせないコース設計」となっています。

次項にて、公式サイトに掲載されている写真も拝借しながら、各エリアの特徴や雰囲気、そして「攻略のポイント」をお伝えしていきます。

 

各エリアの「攻略ポイント」

先に述べたように、富山マラソンは大きく以下3つのエリアに分かれています。

それぞれみていきましょう。

 

第1エリア:ものづくりの街「高岡市エリア」

画像:コース紹介 | 富山マラソン2023

スタートしてすぐ(1km過ぎ)、一つ目の名物「高岡大仏」がお目見えします。
大仏の高さは16m。 地元の銅器製造技術の粋を集め、1907年より26年の歳月をかけて完成させたと言われます。

大仏を過ぎてからは、商家や土蔵などの歴史的建造物が並ぶ山町筋へ。趣を感じながら走りましょう。

約3km地点で高岡駅を通過しますが、ここから先は、道幅も広く平坦な市街地コースが10km地点まで続きます。
しっかりと序盤のリズムを作りましょう。

市街地を抜けると、庄川(しょうがわ)沿いに入り、一気に景色が変わります。庄川からは富山マラソンの見どころの一つである「立山連峰」を一望できます。天気が良ければ雄大な自然にエネルギーをばっちりもらいたいところです。(ちなみにこの庄川、流域には合掌造りで知られる白川郷がある川です)

そして、庄川のほとりで高岡市から射水市に突入します。

以下、公式サイトから「高岡市エリア」の紹介文です。ご参考まで。

前田利長公が築いた高岡城の城跡である高岡古城公園近くからスタート。日本三大大仏の一つである高岡大仏、重要伝統的建造物群保存地区に選定されている山町筋の街並みを抜けて、高岡御車山祭で有名な高岡関野神社の横を通ります。歴史ある建築物に見られる縦格子をデザインモチーフにあしらった北陸新幹線新高岡駅近くを折り返します。
-コース紹介:富山マラソン2023

第2エリア:海と大地の恵み「射水市エリア」

画像:コース紹介 | 富山マラソン2023

15km地点で庄川を渡り、新湊エリア(射水市エリア)に入ります。

このエリアのハイライトはなんといっても「新湊大橋」です。全長約3.5kmに及ぶ長く大きな橋を走り抜けます。ここをいかに攻略するかが、富山マラソンの一つの鍵となります。
急な登りはここだけなので、慌てず焦らず、レース中間地点ということもあり、余力を残しながら攻略するのがおすすめです。

ちなみに「新湊大橋」に入る手前18km地点には富山名物が振る舞われる「ご当地エイド」があります。このエイドでは、富山名物の「ますずし」と「白えび天むす」があるので、是非堪能したいですね。(通過が遅いと、なくなっている可能性があるので注意。)

新湊大橋は「難関」と書きましたが、一方で「絶景ポイント」でもあります。

普段歩行者は通れない場所を走れる爽快感と、大橋から見渡す景色は最高に気持ちが良いでしょう。
富山の空気を一心に感じながら走り抜けてください。

大橋の途中でコース最高点とコース中間点を通過します。ここから残り半分。気持ちを入れ直して次なるエリアに備えましょう。

以下、公式サイトから「射水市エリア」の紹介文です。ご参考まで。

立山連峰と世界に認められた富山湾の美しさが際立つ射水市エリア。海の恵みが豊富な富山湾の漁業の営みが感じられる漁港から、海の貴婦人と言われる帆船海王丸を見ながら、この大会でしか走ることができない絶景ポイントの新湊大橋へ。大地の恵みを感じるパノラマの田園風景を抜けて、富山市へ向かいます。
-コース紹介:富山マラソン2023

第3エリア:環境未来都市「富山市エリア」

新湊大橋を通過したあとは、富山市エリアに入ります。

ここまでの「青一辺倒の景色(海と空)」から一変、今度は「緑と青の景色(田園と空)」が目の前に広がります。広大な「富山平野」に突入です。

のどかな風景とは裏腹に、レース中盤から終盤にかけて”タフな時間帯”になってきますが、ここは踏ん張りどころです。

一つ「知っておくと当日楽しみになること」をお伝えしておきましょう。

富山マラソンでは、ラスト5km、心身ともにもっともきつくなるタイミングで「粋なおもてなし」があります。

市民の方からの「応援メッセージのノボリ」がコース上に掲げられるのですが、その数は全部で100本以上。面白いのは、都道府県別の応援メッセージがイラストとともに書かれていること。

富山の人からみる各県のイメージが現れていて「こういうイメージなのね」と、ほっこりして辛い気持ちを和らげてくれます。

ほとんどのランナーはラスト5kmは必死の形相で走っているはずなので、一つ一つのメッセージをチェックすることは難しいかもしれませんが、「自分の県のノボリ」は是非見つけてくださいね。

以下、公式サイトから「射水市エリア」の紹介文です。ご参考まで。

田園風景を抜けるといよいよ環境未来都市富山へ。一級河川の神通川に架かる富山北大橋を通る途中、ビル群越しに雄大な立山連峰が望めます。富山県美術館の横を通り、富岩運河環水公園が見えてくるともうすぐフィニッシュです。
-コース紹介:富山マラソン2023

富山マラソンの「難易度」

金沢マラソンと並んで人気の富山マラソンですが、その「難易度」はどの程度でしょうか。

先に結論をお伝えすると、「難易度は高くない!初心者にも最適!」です。

以下、「完走率」や「気候条件」などいくつかの切り口で難易度をみていきましょう。

完走率:「平均95%以上」の高い完走率

2018年から2022年までの「直近4大会の完走率(※2020はコロナで中止)」は、95.6%から96.4%(平均95.6%)と安定して高い完走率を維持しています。

開催年 定員 参加者 出走者 完走者 完走率
2022 13,000 14,499 12,617 12,068 95.6%
2021 10,000 10,579 9,348 8,880 95.0%
2019 13,000 14,778 13,186 12,593 95.5%
2018 12,000 14,167 12,711 12,255 96.4%

全体的にフラットなコース設計に加え、制限時間が7時間という点も完走率アップに寄与しているでしょう。

また、沿道には多くの応援団が駆けつけてくれ、ランナーの気持ちを盛り上げ、後押ししてくれます。

しっかりした大会運営に加え、沿道のあたたかい応援が高い完走率につながっているのは間違いありません。

気象状況:スタート時15℃前後の走りやすい気候

次に大会当日の気象状況もチェックしておきましょう。

本来はもう少し低い気温のほうがベストではありますが、スタート時の気温は14〜17℃ととても心地よい気温です。

開催年 スタート時気温 最高気温
2022 17.0℃ 22.2℃
2021 14.0℃ 21.8℃
2019 16.8℃ 17.6℃
2018 14.0℃ 18.0℃

あとは当日の「陽射し」がどの程度になるかで体感は変わってくるかと思いますが、いずれにしても「とても走りやすい気候」であるといえます。

ただし、レース後はすぐに冷えるので防寒着をお忘れなく、レース後の体調管理も怠らないようにしましょう。

ここが「難所」!「新湊大橋」と「単調な田園エリア(30km以降)」

完走率も高く、気象状況も悪くない、とポジティブな要素を並べましたが、一応「難所」も示しておきます。

一つ目の難所は、改めてとなりますが、やはり「新湊大橋」でしょう。ここで一気に40mアップします。

新湊大橋

二つ目はレース後半のきつくなってくるタイミングでの「単調な田園エリア」。

体力的・身体的にきつい時間帯での「単調さ」はメンタル面にもダメージを与えますが、ここを、いかに「リズム」や「気持ち」を落とさずに垂れずに走れるか、は大きなポイントです。

優秀の美を飾るためにも、30km以降の「踏ん張りどころ」はなんとか耐え凌ぎましょう。

この2つさえしっかりと攻略できれば、全体的にフラットなコースということもあり、あなたが事前に狙っていたレース展開を見込めるでしょう。

【まとめ】間違いなく満足度の高い地方大会

富山マラソンの最大の魅力は、ちびっこからお年寄りまで、年代問わずのあたたかく熱のこもった沿道の応援がレース中ずっと続くこと、ではないでしょうか。

北陸という土地柄なのか、金沢マラソンにしろ富山マラソンにしろ、とても高いホスピタリティで参加者を迎え入れてくれます。

コースも全体的に平坦で攻略しやすく、タイムを狙う大会としてもおすすめです。
中盤の「名物・新湊大橋」は「良いアクセント」だと思いましょう。
むしろ、天気が良ければ、新湊大橋からの絶景が待っています。

レース前後の「富山観光」ももちろん楽しみの一つですね。

この時期の北陸は海鮮がとてもおいしいので、レースを頑張ったあとは富山の新鮮の海鮮物で、ぜひリカバリーしてくださいね。

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