lカルニチン
icarnitine
カルニチンのダイエット効果とは?|ダイエット目的の摂取について解説
2021年8月5日 - 更新日: 2023年2月12日
カルニチンは脂質からエネルギーを産生する(細胞で物質が合成・生成される)
ことに関わる成分です。
筋トレや運動を行う人達だけではなく、ダイエット目的でカルニチンを摂取する人も多くなっています。
カルニチンはダイエットにどのように作用するのでしょうか?
カルニチンのダイエット効果や、ダイエット目的で摂取する方法について解説していきます。
カルニチンのダイエット効果とは
カルニチンはダイエット効果を期待できる成分だと言われています。
その理由は、カルニチンを摂取することで、脂肪燃焼を促進できるからです。
私たちの体にはミトコンドリアという細胞があり、ミトコンドリア内で脂質からエネルギーが作られています。
しかし、脂質だけではミトコンドリア内には運び込まれません。
カルニチンが脂肪酸をミトコンドリアに運搬する役割を果たし、カルニチンによって運び込まれた脂肪酸はミトコンドリア内で酸化されます。
この「酸化」が「脂肪燃焼」のことを指し、燃焼されることでエネルギーが作り出されます。
つまり、カルニチンは脂肪燃焼のためには欠かすことのできない成分といえます。
脂肪燃焼が促進されれば体重の減少が期待されるため、カルニチンはダイエット効果があると考えられているのです。
ダイエット目的でカルニチンを摂取する方法
ダイエットを目的とする場合、サプリメントなどでカルニチンを摂取しながら運動も組み合わせるべきでしょう。
カルニチンは体内で合成される成分なので、通常であればカルニチンが不足するようなことは少ないと言えます。
しかし、年齢と共に体内のカルニチン濃度は低下するため、ミトコンドリアの機能も低下すると考えられます。
ミトコンドリアの機能が低下すれば脂肪燃焼が行われにくくなり、体重や内臓脂肪が増加する恐れがあります。
そのため、サプリメントや食事などからカルニチンを摂取することが大切です。
カルニチンをダイエット目的で摂取するならば、運動前に摂取しましょう。
運動による脂肪燃焼だけではなく、運動前にカルニチンを摂取することで脂肪酸がミトコンドリア内に運ばれれば、より脂肪燃焼が促進されると考えられます。
また、脂肪燃焼によりエネルギーが作り出されるため、効果的に運動も行えると言えます。
ただし、カルニチンの摂取量が多いほどダイエット効果が高まるというわけではありません。
厚生労働省はカルニチンの1日の摂取上限の目安量を約1000㎎としているため、上限を守りながら摂取するようにしましょう。
参考文献
厚生労働省eGIM「カルニチン」厚生労働省eJIM | カルニチン | サプリメント・ビタミン・ミネラル | 医療関係者の方へ | 「統合医療」情報発信サイト
厚生労働省「医療上の必要性の高い未承認薬・適応外薬検討会議 公知申請への該当性に係る報告書 レボカルニチン塩化物 カルニチン欠乏症の効能の追加」
日本小児学会「カルニチン欠乏症の診断・治療指針 2018」
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