嵜本 晃次KOJI SAKIMOTO
嵜本 晃次Koji Sakimoto
- ■ Birth : 1981/03/12
- ■ Profession : 経営者 / SAURUS開発者
- ■ Marathon personal best : 2:26’23”
かっこいいパパになりたかった
当時は仕事ばかりの生活で体重72kgあり、中肉中背の、今考えるとだらし無さが見える会社員だった。
よし、タバコをやめて生活を見直そう。
それこそが最初からマラソン出場までは行かなかったがジョギングする事の始まりだった。
のちにマラソンの魅力にハマり、私の人生にかけがえの無いモノになった。
自分の弱さが理解できチャレンジしたくなった瞬間
友人に誘われて興味本位で参加した2013年大阪マラソン。
フルマラソンに必要な練習など、その頃はあまり情報が出ておらず練習が大事なんて全く思っておらず、ど素人がお祭りかのような勢いでエントリーした。そんなスタートだった。
完走は簡単にできるだろうと、42キロ走り切ることは特に難しいことではないと思っていたし、マラソン自体に興味がそこまでなかったのもあり準備を怠っていたせいで1発目からとんでもない思いをした。
4時間30分でフィニッシュ。
もう一生走りたくない。初フルマラソンではそう感じた。
精神的に強くなりたければ
常に悔しさを感じること
あの悔しい思いがあったから今がある。
あの後ろから抜いて行った、どう見ても自分より年配の方が後半からグイグイ抜いていく姿が悔しくて泣きそうになった光景が、今でも頭に焼き付いている。
25キロ以降の、あの足が上がらない走れない、体に重たい石が付いているような、そんな感覚があったかと思う。
いくらみんながこの感覚を通っていくと言っても、僕だけ1番きついのをもらったかのような、今思えば懐かしい感覚。
あの人たちにまずは勝ちたい。
抜かれたくない。
何故かライバルは年配のランナーに目を向けてしまっていた。
ただ、練習をどれぐらいしないと勝てないのか?
なんて何もわからないまま自分の感覚で練習メニューを作った。
根性論!若いしそこは勝てる!そんな思いでとにかく、みんなが走りたくない起伏のある道をスピード上げて自分のトレーニングロードにすることで、その感覚をもとに大体だったが、絶対に今シーズンは勝てる!
そう思えた2014年夏。
そして、2014年秋の大阪マラソンは約1時間カットし3時間20分ほどで完走でき、4ヶ月後の2015年2月の姫路城マラソンでは2時間56分でサブスリーを達成できた。
初フルマラソンから約1年4ヶ月で達成したのだ。
そして一旦目標を見失う。
全てはここから。
ランナーのために出来ること
ちょうど何に熱を掛けたらいいのかわからなくなっていたタイミングで「嵜本さん!ランナーが本当に飲みたいと思うサプリメント開発を一緒にしませんか?」
夏山(共同創業者)が言ってきた。
彼とは住んでいる場所も近く、一緒にジョギングする仲間で互いにマラソンの楽しさに取り憑かれた2人だった。
その頃はマラソンランナーとしての意識は低かったものの、体の事を考えた行動をするようになって行った。
それは食だったり睡眠だったり。
そして、彼の声がけにより筋肉に早く修復作用があるとされるアミノ酸に着目し、自分たちが毎日飲むならどんな成分と配合が良いか?
他社ブランドを全て飲み分析した覚えがある。
また全ての原料を一から調達し配合にもこだわった。
医師や薬剤師など様々な専門家にも助言を頂いた。
そして味にも徹底的にこだわった。
そんな細かいところまで分析開発して出来上がったのがアミノサウルスだ。
まずは自分が本気で向き合い
ラン活で試してみる
開発に1年。やっと出来上がったのが2016年9月。
そこから私の目標は、どんだけ厳しいきつい練習に耐えれるか?
これを飲み続けたらどこまで速く走れるようになるか?
目標は2時間45分切り。
まずはここからスタートだった。
目標を明確にしたことにより、練習準備段階からの考え方や練習の質や食への意識、サプリメントとの付き合い方、前後の終わった後のケア、フォーム改善、筋力トレーニングなど全てを見直し、まずは大体でやっていた練習から自分が足りていない部分を見つける事に力を注いだ。
成長するためには自分の弱さを再認識する事で目標にいち早く到達できる。
これがわかった時が自分はまだまだ速く走れると思った時だった。
気づくことでタイムも形になり、2017年11月には3週連続2時間40分切りをチャレンジし見事3本サブ2.40達成し、私の強さの証明ができた瞬間でもあった。
しかし、まだまだ大きな夢が出来てしまったのだ!
ここまで行けばランナーみんなが憧れる大会!
福岡国際マラソンに出たい!そう思えるようになり、2018年1月19年3月ほぼ1年好きなお酒もやめて、仕事に練習にしっかり向き合い2018年10月の金沢マラソンで、2時間34分で福岡国際マラソンのチケットゲットし、2019年2月に別府大分毎日マラソンで2時間31分。
そしてどうせなら2時間30分切ってびわ湖毎日マラソンのチケットも獲る!
そんな1年1年、目標とその目標に対しての練習内容をまた分析し考え2019年10月金沢マラソンでPB2時間26分23秒を叩き出すことができた。
今ある当たり前のランニングを
変えてランナー人口を
増やしていく
ただスピードを求めていくだけではなく、各地の皆さんと一緒に走り、ランナーの皆さんのモチベーションを上げれる人になれるように色々と発信していきたい。
そのためには未来ある学生ランナーさんとのコミュニティーを確かなモノにしていき、日本から世界へ!の強いランナーの教育に携わるのが大きな夢だ。
かと言って私のラン活でのタイムに関して興味が無くなったわけではない。
タイムは2時間22分台で走ることを目標にして、自分が思い描いている最強の40代になるために。
そして、マラソン始めた時の“ずっとかっこいいパパでいたい”
その思いを忘れず、人生とマラソンは内容濃く!楽しく!
そんな取り組んでいる姿を皆さんに見ていただきたい。