SAURUS

西村 殊寛YOSHIHIRO NISHIMURA

西村 殊寛Yoshihiro Nishimura

  • ■ Birth : 1982/10/8
  • ■ Profession : 医師
  • ■ Marathon personal best :2:46’03”

2009年に家族旅行でホノルルマラソンを走ることになり、僕はランニングを始めました。
当時はGPSウォッチもなく自身の能力を把握する機会もなく、なんとなくで目標を初マラソンsub4に設定しました。
初マラソンのホノルルマラソン2009では30kmの壁に打ちのめされ、終盤は走ったり歩いたりと、人生で最も苦しい1時間半を過ごしました。
前半の貯金が生きて、結果的には3時間45分で完走し、sub4という目標は余裕をもって達成できましたが、ゴールした瞬間に感じたのは満足感ではなく、うまく走れなかった敗北感で、
「自分はもっとうまくやれる」
と、1年後にsub3.5を目指して再挑戦することをすぐに決めました。

写真

写真

長く苦しい時代の始まりでした

そして1年間練習し、翌年のホノルルマラソン2010ではイーブンペースで走って3時間20分と、sub3.5の目標をクリアできました。
ここまでがあまりに順調で、自分への期待はますます大きくなり、 必然的に次はホノルルマラソンでのsub3が目標になりました。
しかしそれは出口の見えないトンネルのようで、長く苦しい時代の始まりでした。
僕がホノルルマラソンでのsub3を目指して走り始めた2011年頃はまだランナー仲間が1人もいなくて、走る時はずっと1人でした。
sub3の体験談を聞ける機会もなく、試行錯誤を繰り返しながらも、その全てが我流でした。

写真

全てのレースでsub3をクリア

そしてホノルル以外で初めて出場した2013年の国内初フルマラソンでsub3を達成しました。
しかし毎年挑戦し続けたホノルルマラソンではsub3を狙って実力以上のハイペースで突っ込んでは中盤以降に大失速し、sub3どころかsub3.5を行ったり来たりを繰り返すような状況でした。
その後さらに練習を繰り返して、2016年以降はホノルルマラソン以外の全てのレースでsub3をクリアできるようになりました。

レベルアップのため
アミノサウルスを積極的に使用

しかしそれでも高温と強風とアップダウンの著しい世界屈指の難コース、ホノルルマラソンではsub3に届かず、さらに何段階もレベルアップする必要性を感じました。
また、試行錯誤の中ではサプリメントの使い方も学んでいきました。
今では当たり前になっている
「レース前のアミノ酸とレース中のジェル」
それらだけでなく、練習でもサプリメントを使用するようになり、2016年にアミノサウルスが発売されてからはアミノサウルスを積極的に使用してきました。

写真

写真

今後の目標
世界6大マラソン全てを
sub3で完走

そして、ついにその日がやってきました。
2018年12月9日、ホノルルマラソンを2時間53分で完走し、ようやくホノルルマラソンでのsub3ができました。 2009年に走り始めてから、もう10年の月日が流れていました。
さらに翌年のホノルルマラソン2019では年代別2位と入賞できるまでになりました。
今は世界の6大マラソンをsub3で完走することを目標に旅をしています。
2017年から挑戦を始め、シカゴ、東京、ベルリン、ニューヨーク、ボストンと5大会を全てsub3で完走してきました。
そしてようやくあと一つ、ロンドンマラソンを残すのみとなりました。
ロンドンマラソンを自分史上最高のタイムで走って、この旅を美しく終わらせることが今の目標です。

記事一覧へ戻る