成山 裕一郎YUICHIRO NARIYAMA
成山 裕一郎Yuichiro Nariyama
- ■ Birth : 1977/10/16
- ■ Profession : 会社員
- ■ Marathon personal best : 2:37’41”
マラソンを始めた理由
学生時代はサッカーをやっていたので‘長い距離を走る’というのは、
たとえば試合に負けて罰として走ることが多かったです。
当時は‘走っている’というより‘走らされている’という感覚に近かったのですが、走ること自体は苦手ではなかったと思います。
走ることよりも仲間とボールを追いかけている方が格段に楽しかったのは言うまでもありません。
それから社会人になり長い間、運動というものとは、ほど遠い生活をしていましたが、34歳のとき、友人からの誘いを受けて「一生に一度、フルマラソンを完走するのも記念になるかな」と軽い気持ちで出場したことがきっかけで走り始めることに。
初めてのフルマラソンの悔しさから
絶対にsub4したい!と強く決意
当時はとにかく‘サブフォー’という響きがもの凄くかっこよく感じられて、一生に一度のchallengeは4時間を目標に走ることにしました。しかし、そんなに甘いはずもなく32km地点から痛みで走れなくなり、最後は、足を引きずりながら半泣きで歩いてfinishすることになりました。(4:40:07/紀州口熊野マラソン2012)
この人生で初めてのフルマラソンは、完走できた喜びはゼロで、finishの瞬間も悔しさしかなく来年のこの大会にもう一度出場して、絶対にsub4してやろうと強く決意を固めました。一生に一度のつもりで始めたマラソンが、二度目を決意した事により、「一生つづけていく」に変わった瞬間だったかもしれません。
憧れの’sub4’達成が
一番嬉しかった瞬間
翌年、もちろん同じ紀州口熊野マラソンに。
二度目のフルマラソンは、とにかくペースを守ることを徹底して、常に「物足りないな」という感覚で走り続けました。前年、足が痛くなった32km地点。ここを通過するときは、少し自分の殻を破れたようなうれしい気持ちになりました。
そこからfinishまでは、疲労もありながらも淡々と走り続け、finishラインを越えたときは、解放感、爽快感、達成感…いろんな感情が入り乱れていて、とにかく感動したことを鮮明に記憶しています。憧れの‘sub4’という最高の称号を手に入れた瞬間です。(3:51:06)
この後、数年にわたりコツコツと自己ベストを伸ばして、sub3.5やsub3も達成することができましたが、それらの達成のときと比べても、この‘sub4’達成の瞬間がいちばん嬉しかったし、今でも強烈に脳に焼き付いています。ランニングを始めてから、いちばん最初に立てた目標だったというのも大きな要因かもしれません。
アミノサウルスとの出会い
ランニングが生活の一部になりつつあった2015年に嵜本晃次氏と出会いました。この年の紀州口熊野マラソンの更衣室で話しかけたのがきっかけです。このときはお互いに持ちタイムも3時間10分前後だった時期で、ここで話したのを機に、一緒に走る、などというよりは、経営されている焼肉店や割烹を利用させてもらったりしていました。
そこから一年と少しあと(2016春?)に、嵜本氏から「アミノ酸のサプリメントを開発・販売する会社をつくりました。よかったらサンプルを試してもらえませんか」という連絡があり、サンプル品のためかラベルのない無地のアミノサウルス約20包と黒地にゴールドの文字で「AMINOSAURUS」と書かれたノースリーブのシャツを手渡されたのをよく覚えています。
質の良い練習ができるようになり
それが本番での結果に繋がった
この時点でギリギリsub3は達成していましたが、走る量もかなり増えていて、当時40歳を目前にして、目標タイム・練習量・疲労・ケガ、これらのバランスを効率良く考える時期にあったので、サプリメントを日常生活に取り入れるよい機会になりました。
アミノサウルスはすぐに結果に結びつきました。効果には個人差があるので一概には言えませんが、疲労をきちんとマネジメントすることが質の良い練習になり、質の良い練習が大会での結果に繋がるのだと気がつくことができました。
(摂取すれば速く走れる、というものではなく速く走る為の努力をサポートするもの)
その甲斐あって40代に突入しても練習量を落とさず大きなけがもなく走ることができ、記録も2020年2月現在で2:37:41まで伸ばすことができています(別府大分毎日マラソン)
マラソンレースにおいて大切にしている3つのこと
マラソンや登山は、その長くて険しい道のりからよく‘人生’と重ね合わせて例えられたりするのを聞いたことがあると思います。
自分にはマラソンレースにおいて大切にしていることが3つあります。
「挑戦すること」
「積極的な(走り)」
「あきらめないこと」
このレースにおける3つの大切なことは、
仕事や対人関係、日常生活に至るまで、人生における大切なことになるのではないでしょうか。
小さな目標、大きな夢。それぞれ形は違いますが、それを叶えるためにはそのようなブレない何かが必要だと思います。
今後の自分の目標は、毎年12月に開催されている福岡国際マラソンに出場すること。
(参加資格:2:35’00以内 ※2019年現在)
もちろん簡単なことではないですが、とてつもなく難しいことでもない。
今はそのように思っています。
市民ランナーの特権は、失敗しても何度でも挑戦できること。
40代も後半に差しかかろうとしていますが、まだまだchallengeは続けていきたいです。