JUMPEI FURUYA
AOBA YASUMATSU
REN SATOSAURUS MAGAZINE 2023/09

2023/09

パリ五輪を目指す
トライアスリートの
コンディショニング

Episode : JUMPEI FURUYA /
AOBA YASUMATSU / REN SATO

古谷純平、安松青葉、佐藤錬選手の3人のトライアスリートは、来年のパリ五輪出場を目指して日々トレーニングに励んでいる。トライアスロンの最新ランキング(2023 NTTランキング)では古谷さんが2位、安松さんが3位、佐藤さんが4位(インタビュー時)と、現在の日本男子のトライアスロン界を牽引しており「五輪の舞台に立つ」という彼らの目標は現実味を帯びている。

この3人は同じ練習拠点のトレーニングパートナーであり、ライバル関係にもあたる。それぞれがアスリートとして結果を追求する理由や、コンディショニングのポイントについて話をうかがった。

左から順に佐藤錬、古谷純平、安松青葉選手

高校時代からトライアスロンに取り組んでいる古谷さんは、社会人2年目の2015年に日本選手権を制覇。それ以降も日本選手権で4回の表彰台に上がるなど、日本トライアスロン界のトップ中のトップ選手である。そんな古谷さんが、いちアスリートとして結果を追及するのは「自己実現を達成することによって、周りに影響力を与えるため」と話す。東京五輪選考会ではパンクのためフィニッシュできなかった苦い経験もあるが、経験値の高さは3人の中でも最も光る。逞しい肉体だけでなく、トップアスリートの風格が印象的だ。

日本トップレベルの選手として高い経験値を持つ古谷さん

安松さんは父親の指導を受け小学生の時からトライアスロンに取り組んでいる。昨年までは1人でのトレーニングを基本としていたが、現在は古谷さんや佐藤さんとトレーニングに励み、世界大会を転戦して経験を積んでいる。結果を追求する理由として「子供の時からオリンピックが目標だった」と話すが、かつての夢物語から「本当に意識できる目標」に変わったのはここ数年の話で、現在では「地に足ついてやっているな」という実感があるという。

佐藤さんは「子供の時は競泳でオリンピック」と志していた水泳少年だった。現在ではトライアスリートとして「自分がやっていることに誇りを持っているし、誰からも応援されるアスリートになって、トライスロン選手になりたい子供が増えてほしい」と願う。トライアスロン転向当初はバイクとランに苦労したが、現在の練習環境に馴染んでからは5000mの走力を大幅に向上させ、着実に実力を伸ばしてきた。

最新ランキングでは古谷さんに匹敵する安松さん(左)と佐藤さん(右)

3人の共通点は、サウルスジャパンの製品を愛用しているということだ。エリートレベルのトライアスリートともなれば練習量は多く、トレーニングと同じぐらいにリカバリーが重要となる。そして、コンディショニングのためにベースサウルスが役立っているという。

古谷さんはトレーニングの過程で体調を崩すことが多かったというが、ベースサウルスを飲み始めてから「ダウンしにくくなった」と話す。「内側からコンディションを整えるって難しい。練習量や消費カロリーが多いのですごく食べるけど、必要な栄養素を全て補えているかというとそうでもない。そうなると、ベースサウルスは必需品で、特にビタミン、ミネラルといった、必要な栄養素を整えるということを実感している」

安松さんはベースサウルスを飲み始めてから「暑さに強くなったというか栄養素が整うのか、例えば夏のロングジョグ(90分〜2時間)を乗り越えられるようになった」と話す。「栄養士のサポートを受けていた時に、自分は魚、ビタミンD、DHAなどの栄養補給が不足しているのがわかって。普段からバランスの良い食事を意識しても、例えば海外遠征時は食事内容も変わるのでベースサウルスは便利。海外では安心安全なものが食べられるかわからないし、ベースサウルスの存在が心強い」

佐藤さんは、それまでサプリメントを継続的に摂る習慣がなかったものの、ベースサウルスを飲み始めて「パフォーマンスの波がなくなった」と話す。「パフォーマンスに波があるのは、食生活が偏っていたり栄養が足りていない時、睡眠の質が原因。自分の場合は、ビタミンの摂取が足りないので、ベースサウルスはコンディショニングのベースの部分を担ってくれる」

3人の今後の目標はともに、パリ五輪への出場権を獲得すること。8月中旬のパリでの五輪のテストイベント、その翌月のスペインでの世界選手権、来年5月のワールドトライアスロンシリーズ横浜大会が五輪選考会となっており、ポイントを加算してランキングを上位に保つことが必要となる。今後、海外遠征が増えるだけに、コンディショニングのクオリティを保つことも重要となる。