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システインとは?|システインの効果や副作用、システインを含む食品を解説

2021年9月16日 - 更新日: 2021年10月4日

記事監修
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西村 殊寛 / YOSHIHIRO NISHIMURA

2008年に神戸大学医学部医学科を卒業。同年、医師免許を取得。2009年より始めたマラソンを医学および統計学より科学的に考察し、独自の理論をもとにSAURUSアドバイザーとして参画。フルマラソンの自己ベストは2時間46分03秒。ハーフ1時間16分50秒。

筋肉に必要なたんぱく質は20種類のアミノ酸から合成されており、1種類でも欠ければたんぱく質は合成されません。

そのため、バランス良く20種類のアミノ酸を摂取する必要があります。

20種類のアミノ酸の中にはシステインという成分がありますが、システイン単体ではどのような効果が期待できるのでしょうか?

システインの効果や副作用、システインを含む食品について解説していきます。

システインとは

システインはたんぱく質を合成する20種類のアミノ酸の中でも、非必須アミノ酸の1種になります。

非必須アミノ酸なので食品からの摂取だけではなく、体内でも合成される成分です。

体内では必須アミノ酸のメチオニンから変換され、システインになっています。

システインには解毒や抗酸化作用があり、皮膚疾患の治療に用いられています。

システインの効果

システインが結合すると、シスチンという含硫アミノ酸になります。

シスチンは激しい運動後に起こる不調を予防する効果が期待できます。

激しい運動後は強い炎症が起こるため免疫力が低下し感染症リスクが高まりますが、ある研究によるとシスチンの摂取により運動による炎症と免疫機能低下が抑制されることが分かっています。

また、システインは髪や爪、肌などに存在する成分です。

システインを摂取することで髪や爪を強化することや、皮膚の新陳代謝を促進してメラニンを排出する効果が期待できます。

そのため、アンチエイジングや美肌に興味のある方にもおすすめの成分と言えるでしょう。

さらに、システインには肝臓でアルコールを分解する作用があるため、二日酔い改善効果も期待できます。

システインの副作用

システイン自体は体への危険性はありませんが、糖尿病を患っている方が過剰に摂取すると糖尿病が悪化する恐れがあります。

血中のシステインが増えることでインスリンの分泌不全を引き起こす可能性があるからです。

そのため、糖尿病が持病にある場合の服用は医師に相談すべきでしょう。

また、システインを過剰に摂取して尿へ多く排出されれば、膀胱結石が生じる恐れがあります。

システインが含まれる食品とは

システインは、肉類、魚類、卵、豆類などに多く含まれています。

中でも肉類には豊富に含まれており、とくにレバーには豊富に含まれていると言われています。

一方で、野菜や果物にはほとんど含まれていません。

システインは日常の食生活から多量に摂取することが難しいと言われているため、サプリメントなどでバランス良く摂取することをおすすめします。

参考文献

厚生労働省「3 高齢者」01. 表紙 

日本先天代謝異常学会「シスチノーシス(シスチン蓄積症診療ガイドライン)2019」

厚生労働省「ⅩⅢ 滋養強壮保健薬」

糖尿病ネットワーク「アミノ酸サプリのシステインに糖尿病を招くおそれ」

「シスチン尿症」

宗像靖彦クリニック「さまざまな栄養素の働きをサポートする、13のビタミン紹介」

味の素「アミノ酸シスチン・テアニンの炎症抑制・免疫機能向上効果で、スポーツ時・手術後の早期体調回復を実現」

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