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タンパク質を摂りすぎるとどうなる?健康への悪影響とは

2021年8月18日 - 更新日: 2021年11月18日

記事監修
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西村 殊寛 / YOSHIHIRO NISHIMURA

2008年に神戸大学医学部医学科を卒業。同年、医師免許を取得。2009年より始めたマラソンを医学および統計学より科学的に考察し、独自の理論をもとにSAURUSアドバイザーとして参画。フルマラソンの自己ベストは2時間46分03秒。ハーフ1時間16分50秒。

筋トレやダイエット、若年層から高齢者の健康維持にタンパク質が注目され、積極的に取り入れる方も多くなってきています。

その一方で、タンパク質の摂りすぎによって悪影響があるのか、どんなリスクがあるのか不安に思う方も多いでしょう。

そこで、タンパク質の摂りすぎで起こる悪影響やリスクについてご紹介します。

タンパク質の摂りすぎはカルシウムの吸収を阻害する?

タンパク質の摂りすぎによってカルシウムの吸収を邪魔してしまい、骨粗しょう症を招くといった情報があるようですが、様々な研究で否定されています。

それどころか、タンパク質が腸のカルシウム吸収の増加を誘発する結果が示され、タンパク質は骨の成長を促進し、骨量の減少を遅らせます。

さらに、疫学研究の大部分は長期の高タンパク質摂取が骨密度を増加させ、骨折の発生率を低下させることを示し、高タンパク質の食事は骨の保護効果がある可能性があることを示唆しています。

タンパク質の摂りすぎと腎臓の関係とは

タンパク質の摂りすぎは、腎臓にとって好ましくないと非難されることがありますが、健康な被験者を対象とした観察研究では腎臓に対する有害な影響は見られず、腎機能障害のある患者にのみ有害であると結論付けています。

腎機能障害のある患者はタンパク質を制限した食事を推奨されるため、タンパク質が悪影響だと勘違いされています。

問題はタンパク質ではなく、腎機能障害のある患者の場合、不要な老廃物を排泄することができず血中に溜まってしまうことです。

そのため、軽度の腎機能障害の場合はタンパク質を摂りすぎないように心掛け、通常のタンパク質摂取量でよいとされています。

むしろ、腎臓の病気になると尿にタンパク質が排出されてしまい、低タンパク血症を招くため、より質のいいタンパク質を摂取しなければいけません。

タンパク質の摂りすぎで起こる悪影響は?

厚生労働省の提示する日本人の食事摂取基準では、タンパク質の摂りすぎで起こる影響について明確な根拠となる報告はされておらず、耐容上限量は設定しないと提言しています。

タンパク質の摂りすぎで悪影響が出るとすれば、選んだ食材によって脂質や糖質が多くなり、カロリーオーバーしてしまうことです。

カロリーオーバーになれば体内に脂肪として蓄積しまうため、タンパク質を上手く摂取するためにサプリメントの活用もおすすめです。

参考文献

厚生労働省「日本人の食事摂取基準 (2020年版)」

腎臓病センター「腎臓病の食事治療」

Calvez J, Poupin N, Chesneau C, Lassale C, Tomé D. Protein intake, calcium balance and health consequences. Eur J Clin Nutr. 2012 Mar;66(3):281-95. doi: 10.1038/ejcn.2011.196. Epub 2011 Nov 30. PMID: 22127335.

Cao JJ, Nielsen FH. Acid diet (high-meat protein) effects on calcium metabolism and bone health. Curr Opin Clin Nutr Metab Care. 2010 Nov;13(6):698-702. doi: 10.1097/MCO.0b013e32833df691. PMID: 20717017.

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